超高性能住宅の暮らしと省エネ基準等級4(最高等級)電気代と暮らしの違い
冬暖かく夏涼しい住まいを手に入れたいとお考えでしたら住宅性能が重要です。
一般的に住宅性能の目安にするのが省エネ等級というものですが、省エネ基準で最高等級内にもかなりの差があり、最高等級4と言ってもすでに古い等級区分なのかもしれません。
最新の超高性能住宅では同じ等級4ながら暮らし方などにも大きく違いがあります。
例えば、超高性能住宅では4LDKの大きさの住宅全体をエアコン1台、それも20帖以下の大きくないエアコンで、廊下や洗面所などを含めた住宅全体を日々低コストで室内温度のコントロールできます。
代わって、一般的な省エネ基準等級4(最高等級)で全館空調を設置すると光熱費が上がってしまいます。そのためランニングコストを考えると各部屋エアコンを設置する方が良いでしょう。
「省エネ等級4なのに全館空調にすると光熱費が高い!」
そんなことになっているのは省エネ最高等級4にもかなり差があるということが原因です。
各部屋エアコンの方が良い住宅性能では廊下や洗面所は空調外となり、冬のヒートショックにも対策は不十分です。
住宅性能の差は暮らし方にも影響を及ぼし、夏も冬も住宅内をアクティブに動き回る暮らしと各部屋に閉じこもる暮らしと言えるのではないでしょうか?
UA値0.3、C値0.3以下推奨(伊丹モデルハウスUA値0.18、C値0.18)の超高性能住宅を提供しているマールクの家での電気代と暮らしの違いや差を知っていただきたくより詳細に解説していきます。
住宅性能の差は、そのまま暮らしの差
この記事ではUA値0.237(マールクよりはちょっとだけ・・。)とUA値0.61省エネ等級4最高等級を超える住宅を使ってシュミレーションしている埼玉県 夢・建築工房と東京大学大学院 前真之研究室(大石幸奈・新冨凌太)が共同発表した内容を解説を踏まえながら紹介していきます。
さて2つの違いの家の違いから見ていきましょう。
超高性能エコハウス[付加断熱+樹脂窓トリプルガラス]
UA値 0.237
関東では数少ない、壁300mm断熱の住宅。夏対策として南側に植栽したり、外付けロールスクリーンを下している。
断熱気密以外に排熱・通風などの対策を施した。
延床面積 118.83㎡
(1階66.66㎡、2階52.17㎡)
家族構成 夫婦2人+子ども1人
平成25年・平成28年省エネ基準を超える住宅
UA値 0.61
コストを抑えながら、できる限り高い温熱性能を確保。全館冷暖房では冷暖房費が高くなるため、この家では各室冷暖房とした。屋外に面する部分が多く、2階の寒さ暑さが予想されるため、天井を高断熱仕様とした。
延床面積 90.87㎡
(1階46.16㎡、2階44.71㎡)
家族構成 夫婦2人+子ども1人
(解説)ちなみに大阪では最高等級を取得するためのUA値は0.87です。なのでこのお家のUA値0.61は最高等級を超える基準を持ってはいますが・・
住宅性能の違いと暮らし方の違い
40℃にもなる夏の日にそれぞれの外気温度と室内温度(1階・2階)の変化をまとめたものです。
エアコンを使用しています。
超高性能エコハウスは全館空調、H25年省エネ基準を超える住宅(最高等級)住宅では各部屋空調となっています。
超高性能エコハウス 室内温度
15:00-18:00の間でエアコンが作動し、0:00過ぎでエアコンは止まりました。
外気が大きく変わっても1日の中で限られた時間だけエアコンをつけるだけで室内空間は一定温度に保たれています。少ないエネルギーで家全体を冷やすことができています。
平成25年・平成28年省エネ基準を超える住宅 室内温度
1日中どこかのエアコンをつけている。使用し無くなれば温度が上がってしまっている。
少し専門的ですが、日射熱取得率η値が十分でないため、南側と北側の部屋で温度差が約8℃あり、日射対策が不十分なことが見れる。
暮らしぶりの違い
超高性能エコハウスでは、冷気が外へ逃げにくいため、少しの電力で室温を下げることができる。
住宅内どこでも快適な温度に保たれているので、アクティブは暮らしを手に入れられる。
省エネ基準等級4(最高等級)では、以前に住んでいた住宅に比べると天と地の差があるとのこと。各室のエアコンを稼働すればすぐ涼しくなり問題ないとのこと。
マールクの住宅性能まとめ
今回省エネ基準を超える住宅としながらもUA値が悪い方としてご紹介しましたが、ZEH基準(UA値0.6以下)に迫るほどの優れた性能をもっています。
それでもこれほどまでに暮らしが変わります。
もし、確かな住宅性能を求めているのならば、ZEH基準では物足りないでしょう。
「ZEH基準だから大丈夫。」
営業の方に言われたらもっと詳しく聞いてください。
・UA値はいくらですか?
・C値はいくらですか?
日本の夏は厳しい暑さです。
日本の冬は厳しい寒さです。
なのに、日本の基準はまだ緩いです。
妥協しない住宅性能をお探しでしたらマールクにご相談してください。
出典:真夏のエコハウス 検証記録を大公開
夢・建築工房(埼玉)×東京大学大学院 前真之研究室(大石幸奈・新冨凌太)